フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

デジタルでは駄目、アナログでお願いします


フェルデンクライス・メソッドのグループレッスンでは
時計をイメージしながら動くものがいくつもあります。
どの姿勢で、身体のどの部分に時計を置くか?でレッスンが違ってきます。


フェルデンクライスでは良く知られた「骨盤時計」(pelvic clock)。
 ・仰向け寝
 ・横向け寝
 ・椅子に座って
 ・胡坐で
 ・長座(膝を伸ばして座る)で
パッと思い出すだけでもこれだけの姿勢でのレッスンがあります。
ここに「足を組んで」「組んだ足を少し傾けて」「前腕を床について」
…などが組み合わさります。


「時計」は動きをイメージしやすくする道具のような存在です。
時計をイメージしながら動くことで
動きを直線にも円にも細かくすることも可能になります。


この補助線のような「時計」というイメージがあることで
自分の動きを客観的にみることができます。
真っ直ぐ動けているか?きれいな円を描けているか?
1時間刻みに均等に動けているか?etc


何より面白いのが、時計をイメージしたレッスンは
毎回何かしらの発見があるということです。
動きそのものが深化していくというか、
そういう見方もあったか〜と身体から教えられるというか。


レッスンを始めた頃、平板な薄っぺらなモノクロの時計だったのが
今では、少し3Dで色もついてきている時計になってきています。
時計をイメージして動き、動きから身体を感じて時計をイメージする。
身体を通すと、頭で描いていた時計がグッと豊かになるのが
不思議です。(イメージの舞台は脳ミソで変わらないのですが)


時計を使ったレッスン、飽きないです。