フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

無駄と迷いは仲良し

達人に訊け!
「達人に訊け」
ビートたけし/著、新潮社/刊

桜井:十四分くらいですかね。あのスピードの中で、手順間違いを一回でもしたら失格なんです。人間というのは、結構、無駄な思考と無駄な動作を持って生きている。だから、迷いがものすごく入るし、間違えた方向へ行きやすい。頑張って間違えたほうに行ってしまうんです。だから、要らない思考とか、要らない行動を消せば、無駄なものがなくなるんじゃないですか。
「達人に訊け」(ビートたけし/著、新潮社/刊)64頁より

桜井さんとは桜井章一さん雀鬼会会長)のことです。


各種の無駄の多い私ですが
慌てない、急がない、焦らない、そしてスピードがある時は
要らない行動も要らない思考もしていないのか物事が上手く運びます。
それがスピードが欠け始めると…ぐだぐだぐだ〜っと崩れます。


スピードがないと、手持無沙汰になる脳ミソが
ガヤガヤし始め脳内井戸端会議が始まり、無駄を生むのかもしれません。


具体的に身体を動かしている時の方が、
要らない思考や要らない行動が少ないように思います。
(そんな中でも無駄はありますが)


フェルデンクライスのグループレッスンでは
動きそのものにスピードはありませんが、
指導者からの動きの指示を聞く→動く→自分の身体を感じる→動く…
と、脳内でスピード感があります。
「要らない動き&思考」を減らさないと「楽に動く」ことはできないので
無駄から出てくる「迷い」を減らす良い訓練にもなります。