フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

噛みしめてない?


「上の歯は痛いし、下の歯はしみるし…」と友人からのメール。
歯医者で診てもらったけれど虫歯その他の要治療ではないとのこと。


友人の「歯が痛む/しみる」は折々聞いてきました。
その度「別に虫歯とは違うらしい…」のコメントも添えられています。


今回は「ストレスから歯を噛みしめているのでは?」と
歯科医から言われ、頭では納得するけれど
「じゃあ、どうすればいいのよ〜…」と書いてありました。


歯の噛みしめ、曲者です。
日中、起きて活動している時も
夜間、眠っている時も、無意識に噛みしめている。

安静時、歯はわずかに離れているのが普通の状態。ヒトが普通1日に歯をあわせる時間は20分ほどしかありません。
NHKためしてガッテン2012年07月25日放送
(「さらば!オナラ肩こり 原因はたった1つの癖」より)

常時、上と下の歯が接触していて
毎朝、目が覚めると下あごが妙にだるい…
そんな状態だった過去の私が上の話を聞いたら
「なにを言ってるんだ!?」と疑ったことでしょう。


「わずかに離れている状態」を意識することは難しくても
「噛みしめている状態」に気づくことはできます。
歯と歯の隙間を作ろうと頑張るよりも
「私、今噛みしめてない?」を意識することで
噛みしめを引き起こしている、自分の気持ちや状況に目を向け
それに対応することで「隙間」を生むことができます。


友人には、夜布団に入ってからでいいから
・仰向けに寝て
・唇を軽く合わせておいて
・その状態で下顎を前後・左右に
・1〜2cm、5mmでもいいから動かしてみて
・小さく動かすといいよ♪
とメールを返しました。


私は毎晩、下あごを緩めてから眠りにつきます。
(下あごを小さく動かしている内に、寝入ってしまう)
夜中、歯の噛みしめで目を覚ますことも
朝起きた時、肩こりを感じることも少なくなりました。
何より、歯の劣化がましになってきています。