フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

ちがいを教える〜おむつ交換



おむつについての母の言葉

濡れたら気持ちが悪いってことを
(おむつをこまめに交換してやることで)
(赤ん坊に)教えなあかんわな。

子どもの頃から何度も聞いてきたこの言葉。
大切なことは「(おむつが)濡れたら、こまめに換える」だと
ずっと思っていました。でも、本質は

(快不快の区別を)(こまめにおむつ交換することで)
赤ん坊に教える

ことではないか?と今朝気づきました。


赤ちゃんは生まれたての頃
自分のお尻が「濡れている」「乾いている」の区別が
ついていないのかもしれません。
それを、おむつをこまめに交換されることで
「濡れている」「乾いている」状態の区別がつけられるようになる。
(違いがあることを知る)(快/不快の区別がつく)
すると濡れると泣いて知らせ、交換してもらえる。
こまめに交換されることで皮膚のかぶれも起きにくくなる。
トイレトレーニングにも移行しやすい(?)
…と考えました。


乳幼児は様々な面で未発達、というけれど
大人の私だって、いろいろな感覚の区別がロクについてない点では
十分未発達なわけです。
ひとかたまりになった感覚、動き、物の見方考え方…
これらを区別できるようになる(分化させる)ことが
発達、成熟なのかもしれません。


区別がつく/つかないの違いはおもしろいテーマだと思います。