フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

手を空けておく


: 私ら(姉妹)って夜泣きしてた?
: してへん。
: 私らが駄々こねて困ったってことある?
: ないなあ。
: おむつ取れにくかった?
: そんなことなかった。
: そうなんや〜。
: まあ、二人共育てやすかったと思うな。


育てやすかったわけは、私たち子供側にあるのでなく母にあります。

子どもに(大人が)振り回されてどうするの?
こっちが主導権を握らないと。
できるだけ手をかけなくても済むよう工夫しないと。

「手を抜く」ではなく「要らぬ手間をかけない」です。


例えば「簡単に抱っこしない」


赤ん坊だった私たちが泣いても、すぐには抱かない。
おむつが濡れていないか、空腹でないか、どこか痒いのでないか…を
子どもの身体を触りながら確かめ、特に何もなければ
先ずは寝かしたまま少し様子をみる。
それでも泣き続けたら、寝かしたまま子どもの身体をトントンする。
たいてい、これで泣き止んだそうです。


: なんで、抱っこせぇへんかったの?
: 抱っこせんと泣き止まへんようになったら、用事できんようになるやん。
: ほぉ〜。
: 出来るだけ手を空けておかんとな。


若かった当時の母に、今の私はまだまだかないません。