手を空けておく
私: 私ら(姉妹)って夜泣きしてた?
母: してへん。
私: 私らが駄々こねて困ったってことある?
母: ないなあ。
私: おむつ取れにくかった?
母: そんなことなかった。
私: そうなんや〜。
母: まあ、二人共育てやすかったと思うな。
育てやすかったわけは、私たち子供側にあるのでなく母にあります。
子どもに(大人が)振り回されてどうするの?
こっちが主導権を握らないと。
できるだけ手をかけなくても済むよう工夫しないと。
「手を抜く」ではなく「要らぬ手間をかけない」です。
例えば「簡単に抱っこしない」
赤ん坊だった私たちが泣いても、すぐには抱かない。
おむつが濡れていないか、空腹でないか、どこか痒いのでないか…を
子どもの身体を触りながら確かめ、特に何もなければ
先ずは寝かしたまま少し様子をみる。
それでも泣き続けたら、寝かしたまま子どもの身体をトントンする。
たいてい、これで泣き止んだそうです。
私: なんで、抱っこせぇへんかったの?
母: 抱っこせんと泣き止まへんようになったら、用事できんようになるやん。
私: ほぉ〜。
母: 出来るだけ手を空けておかんとな。
若かった当時の母に、今の私はまだまだかないません。