フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

向左手学習!(左手に学べ!)


いつもは右手がしている動作を、左手に担当してもらうと
展開が2つに分かれます。
  1)左手が右とは違う動きをするが意外と洗練されている
  2)左手の動きはぎこちなく思う動作にならない


1の展開では、私と右手は「ほぉ〜〜(やるね)!」と感心。
2の展開だと「やっぱりダメか…」と低い評価。
その動きをほとんどしたことがない左手が
始めから上手くできるはずもないのに「ダメか…」もないものです。


そこで2の場合、右手にお手本を見せてもらいます。
おもしろいことに一度見るだけで
右手はしてるのに左手がしていない動きが何なのかわかります。


上手く動けるときは必要な何をしていて
上手く動けないときは何をしていないのか


上手く動けるときは、何をしていなくて
上手く動けないとき、何を余分なことをしているのか


これらは手だけでなく、立ち位置や肩の位置、道具の向きなども
関わってきます。


そうした「違い」がわかると、慣れない動きでも左手は工夫し始めます。
動きのスピードは右にかなわなくても、きちんと動きを真似て
「どうしたらいいの??」といった混乱が消えています。
あっという間に学ぶのです。


左手の意外と洗練された動きを、右手は関心を持たず
「あ、そう」とスルーするあたりは謙虚さが足りないようです。
「学ぶ」左手を見習ってほしいものです。