フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

日常生活/日常動作の中の「ちがい」


ある日突然、何の前触れもなく
これまで全く気が付かなかった、気にも留めなかった
日常生活の中の「ちがい」に気づくことがあります。
先日は「お鍋のフタの重さ」でした。


お気に入りのステンレス製両手鍋・ガラス蓋(日本製♪)。
同じ会社の製品で、購入時期が違うお鍋が2つあります。
直径が22cmと21cmが異なるだけ。
見た目はそっくりでも直径がちがうので蓋を共有できません。


どちらの蓋がどちらのものか、
同時に二つのお鍋を使うと混乱します。
1cmの違いを見分けられないまま使い続けていたのです。
「ま〜た、まちがえちゃった」の繰り返し。


それが、ようやく「もう少し意識しながら使おう」と思い
蓋やお鍋を意識的に見るようになりました。


そして「蓋の間違いがほとんどなくなった♪」と思い始めた同時に
22cmと21cmのガラス蓋の重さの違いを感じたのです。
「同じ重さじゃなかったんだ〜!!!」


直径の区別がつかないときは、重さの違いにも気づきませんでした。
もう一つ、おもしろいのが、この後です。
 直径に差がある
 ↓
 当然、重さにも差がある(それは感じた)
 ↓
 じゃあ、直径が大きい方が重いに違いない
と私のアタマは即決めつけるわけです。


ところが、カラダからの情報とアタマの決めつけが噛みあわない。
確かめてみたら、22cmのガラス蓋の方が21cmに比べて軽かったのです。


台所でバタバタ急いで動いていると
身体も頭も本来の機能を発揮できていないようです。