ほしいものは何ですか?
100均ショップの店内で5歳位(と思われる)の男の子の大きな声。
「ほしいものがない〜!」
次第に泣き声に変わっていくのだけれど、台詞は同じ
「ほしいものがない〜!」
側にいるお母さん(祖母?)から
「アンタ、何々が欲しかったんとちがうん?」
(その商品は店内にある)
と声をかけられても「ほしいものがない〜!」
多分、彼は「何かほしい」(買い物をしたい)のだけれど
具体的に何がほしいのかは分かっていないのだろうな
お店に並ぶ山のような商品を見て
「これじゃない」「あれじゃない」「どれでもない!」
…で、「ほしいものがない〜!」(買いたいものがない)と
泣いているのだろう、と彼の声から想像する。
物が目的でなく、買う行為が目的になっている
大人も子供も差がなくなってきているのかもしれない。