フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

働く環境、使う道具



子どもの頃、散髪屋さんで髪を切られるのが苦手でした。
家で母が髪を切ってくれていた時期は大丈夫でした。
次に美容室で髪をカットするようになると再び苦手に。


何が苦手だったのかというと理容師さん美容師さんの
手の動きが雑(粗い)だったからです。
  ・髪を梳かす時、櫛先が頭皮にゴツゴツ当たる
  ・ハサミの先が頬やおでこの皮膚をツンツンつつく
  ・ブローで温風が顔にガンガン吹きかかる
  ・シャンプーでガシガシ芋の子のように洗われる


髪を切った後は、毎回くたびれてしまいます。
だから「よし!今日は髪切るぞ!」と気力(体力)がないと
足が向きません。カットだけのコースを選んでも気合が必要。


今は「雑になってしまう」ワケの一部が想像できます。
  ・シャンプー台の高さ
  ・ドライヤーの重さ
  ・椅子の高さ、隣の椅子との空き具合
  ・櫛のサイズ
自分が動きやすい道具・環境でなければ、どうしても雑になりがち。
身体が楽でないから出てきてしまう「雑さ」「粗さ」。


スタッフの中で自分一人、身長が高ければ
店内の環境は合わなくなります。
(自分がオーナーであれば、自分用に調整できますが)
自分の手が人より小さければ
道具の使いやすさが変わってきます。


スタッフの出入りが割とあるな…と見ていた美容室が安定したのは
雑さ・粗さが少なくなったな…と感じられるようになったのは
そこで働く人たちの身体のサイズが揃ったからなのかもしれません。