フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

親と子の思いは違う

今日は地区の運動会。
日頃、運動不足な大人が参加する運動会にケガはつきもの。
風に乗って聞こえてくる歓声や運動会BGMを耳にしながら
今年も無事に終えられますように、と祈っていました。


開会式から閉会式まで参加した父が帰宅するなり
「今年もいろいろあったわ〜」と話し出します。
その中の一つ「鉄の柵に頭が入って抜けられない女の子」
というのがありました。


あれこれ試したけれど、最終的にバールを使って柵を広げ
女の子は無事抜けられたとのこと。


それを聞いてうっかり
「私も頭がはさまって抜けられへんかったことある♪」
と話したから大変。


両親の顔が同時に私の方へ向きます。
「それ何時の話?!」「どこでや?!」
「小学校一年くらい♪」「誰々さんとこの柵♪」
「そんなこと知らんで!」
「言うたら怒られるし、言わへんかった♪」
「頭はさまってどないしたん?」
「入ったってことは抜けられる、と思って動いていたら出来た♪」
「そら賢いな」「…」


ちょっと自慢気に嬉しそうに話す私と
複雑な表情を浮かべた両親。
ウン十年前の出来事なのに、親子共に当時に戻った一瞬でした。


何とか自分の力で解決できて嬉しかったんだけどなぁ…。
親の気持ちは違うらしい。