フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

感覚を通した視点の広がり

 


松山城天守閣に登った一昨日の話のつづき。
目でとらえるもの、感じることが違う友人との時間は
大変おもしろいものでした。


「ほら!あれ!何々に見えへん??」
「においが変わった」
「風が通るぅ〜」
「あんなところに、カマキリ♪」
「雲の動きが速いなぁ〜」


友人が声を上げるたび
指さす方を見たり、においを意識したり、風を感じたり…。
「なんでそんなとこに、目が行くの〜!?」と言いながら
私自身の目や感覚、視点がどんどん変わっていきます。
自分の視界や感覚が広がるといった感じでもあります。


何かに似ているな…と思ったのが、幼児と親の関係です。
子どもはある時期、あちらこちらを指さします。
また、地面や葉っぱや何かをジッと見ていたり。
大人が気づかない、見落としている(見ていない)ものを
見つけては指で、声で、視線で、態度で示してくれます。


わが子を通して違う視点を得るそのことが「おもしろい!」と
口にされる育児中のお父さん・お母さんがいらっしゃいます。
友人との時間は、そうしたことを連想させてくれました。
考え方など言葉を通して伝える・共有するのとはちがう
感覚を通して伝え合う「視点のちがい」。


楽しい広がりのある時間でした。