フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

感覚にフタ



1泊2日の短い旅行でも
自分が暮らす人が多い所から、人の少ない自然の多い所へ行き
旅先から戻ってくると、慣れた場所にも違和感をおぼえます。


行った先は、いつもと違う場所へ行くのですから
そこでも違和感を覚えるですが、これは上のそれとは違います。


旅先の違和感は「ちがい」
戻ってきた時の違和感は「不快」


毎日生活している場所が、生まれ育った場所が
実はあまり心地よくないのかも…ということに気づくと驚きます。
便利だけれど、人が多く刺激も多い。
人も刺激も密度が高く、込み合っている。


「これは、感覚にフタをしなくちゃ生きていけないな」


感覚にフタをしておかないと、人工的な刺激の量・種類の多さ
混雑さ加減に、自分のどこかがおかしくなってしまう。
どこかは、身体かもしれないし、気持ちかもしれません。
頭も身体は自動的に調整しているようです。


感覚が無い/乏しいのでなく、在るけれどフタをしているだけ。
フタをするのは、その環境の中で生きていくため。


でも「感覚にフタをすると、頭と身体はつまらなくなるんだ…」と
旅先から戻った私は思います。
頭と身体がよろこぶ刺激まで門前払いしてしまうから。
もったいない…けれどフタをしなければ、きついし…。


う〜ん…。