フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

あれ?私とちがう

私の自分の身体や頭(感じ方、物の見方考え方)が
世間的にも当たり前/標準だととらえて行動をしがちです。
自分の頭も身体も生まれた時からずっと自分と共にあるので
自分の外も、それを元に構成・組織化されているのだろうと。


そう思い込んでいるので、何か違いに気づいても発生しても
自分の特殊性を思わず、周りが他人がおかしい、と解釈します。
解釈するだけで、訊いたり確かめることをしません。


「自分とちがう」を知ることはおもしろいです。
私が「あれ?私とはちがう…」を思った最初の出来事は
5歳下の妹の食欲だったと思います。


食が細く、ちょっと食べたらお腹がいっぱいになる。
でも、お菓子は食べられる…。
食事に関して、私に向けられる母の視線が厳しかった記憶があります。
(顔から下はガリガリの娘を見ていたら、母の行動は当然です)


妹が生まれ、離乳食が始まってからの彼女の食べっぷりを見て
「あれ?私とちがう…」と気が付きます。
年齢が5歳違うから、妹は私より身体も身長もずっと小さい。
言葉だっまだ話せないし、動きだって未熟。
おねえちゃんである私の方が、何もかも大きい・多い・できる…はず。


ところが、私の目から見て
「(私が食べるにしても)ちょっと多いな…」と思う量の離乳食を
妹はニコニコ&ペロリと食べます。
その様子を見た母が
「リンゴ(のすりおろしたの)も食べる?♪」と追加したものも完食。


妹がご機嫌で口をもぐもぐ動かし食べている様子
食べた後うれしそうに立ちあがる様子を今も思い出します。


姉妹だし顔かたちも物の見方も似ているけれど、どこか違う。
その後も「あれ?私とちがう」を妹から得ることは多く
大人になった今は、インタビューして違いの背景を訊いてみたりして
楽しんでいます。


そういえばお母さんたちの会話の中で
「上の子と下の子はずいぶん違う」という話を聞きますね。
自分と自分じゃない人とは違うんです。