親の背を見て子は育っている
ちょっと皮肉まじりの口調で母が思い出したように言います。
「アンタ、家ではせぇへんかったのに東京の時はしてたな〜」
母が「この娘は、せぇへんやろな〜」と思っていた
実家にいる時にせず、離れて暮らした時にはしていたこと。
・自炊(栄養バランスの良い献立を含む)
・お風呂場の掃除他(室内の掃除を除く掃除系)
・etc
私にすれば
「お母ちゃん、なに心配してるの!?」
「娘のこと信用してへんなぁ〜」
なのですが、普段、家のことをな〜んにもしない私を
見ていた母にすれば仕方のないことかもしれません。
母の心配をよそに、私は自動的に上のことをしていました。
多少「しなければ」という思いはあったものの
あまり意識することなくごくごく当たり前のように
自分なりにそれなりにしていました。
母から「アンタ、ご飯きちんと作って食べてる?」など訊かれ
私の生活の様子を詳しく伝えても、「?…」と信じてもらえません。
母の目の前で実践していることではないから、これも仕方ないこと。
この言われなくても自動的にしているのはどこから来るのでしょう?
日頃、母からうるさく言われ続けていたら
おそらく、こうした行動をとっていなかったと思います。
親が、日々どういう生活を送っていたか
折に触れどういう行動をとっていたか
それによる影響が大きいのだと思います。
子どもにお手本を見せようと意識してしていたものでなく
日々、折に触れ「続けられる」「繰り返される」行動。
改めて「親の背を見て子は育つ」です。