フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

急がず速く



急がずに速く動けますか?
フェルデンクライス・メソッドのグループレッスンで
指導者の口から出た言葉です。


速く動こうとすると、急ぐ・慌てる・焦る…の顔が揃います。
急がないで、慌てず、焦らず、でも動きを速くしようとするのですが
なかなかうまく出来ません。


急・慌・焦の抑えようとすると動きは遅く小さくなり
「速く」が実現できません。


思うように動けなかったレッスンの後、思います。
  普段速く動いているつもりだけれど、単に焦っているだけ??
  手早く片付けているつもりだけれど、急いでいるだけ?
  スピーディーなつもりだけれど、バタバタ慌てているだけ???


「はやく」「素早く」「さっさと」子どもの頃から
親に周りの大人に、遊びの中で求められてきました。
求められていたのは「(動きを)速く」なのでしょうが
思うようにいかないので焦るし、慌てるし、急ぐ。
次第に「速く」と急・慌・焦の結びつきが強くなってしまいました。


「はやくしよう」と思うと自動的に「急・慌・焦」へとつながる。
すると身体は上手く動かせず「急・慌・焦」が更に高まる。
…悪循環。


上の言葉を聞いてから、時々「急がず速くする」を気にしています。
焦ってない? 今、慌てる必要あるの? 
自分に問いかけながら行動します。
「急・慌・焦」をコントロールできれば、意外と速くできるようです。
(傍から見ると速くないかもしれませんが、結果的に短い時間で済みます)


オソイホド、ハヤイ