フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

大きな違いしかわからない


太陽を見ているときには電灯が点いているかどうかはわかりません。あるいは、太陽を見ているときに、わたしが後ろで松明をかかげているのがわかりますか?刺激が大きいときには、感受性がひじょうに小さくなります。(中略) だから、刺激が大きいとなにもしていなくても、非常に大きな違いしかわからないのです。
(「心をひらく体のレッスン」27頁)
(モーシェ・フェルデンクライス*1著、安井武/訳、一光社/刊)
心をひらく体のレッスン―フェルデンクライスの自己開発法

一つの刺激の大きさもそうですが、たとえ一つ一つの刺激は小さくても
刺激の種類が多ければ感受性に影響を与えると思います。


子ども時代から比べても、どんどんどんどん刺激が増えてきています。
消えてなくなったもの(物)はあっても、刺激は加算傾向。
目にするもの耳にするもの、鼻にするもの舌にするもの
新しい刺激がやってきます。それも自然じゃないものが。


私たちの感受性はどうなっているんでしょう?
小さく、鈍く、硬くなっているのでは?と気になります。

*1:モーシェ・フェルデンクライス
Moshe Feldenkrais 1904〜1984
フェルデンクライス・メソッド創始者