フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

何が足りないんだろ?


隣の席から聞こえてくる30歳前後の女性の会話。


   駅から会社まで片道30分歩いているでしょ
   仕事場では、階段を昇ったり降りたりしてるでしょ
   高い所や足元近くに置いてある商品を取っているでしょ
   大きな声を出して同僚へ伝えているでしょ


   いろいろな動作をしているし、声だって出している
   動きが偏っている感はないんだけれど
   な〜んか「足りない動き」があるような気がするの…。
   身体動かしている割に爽快感がないというか…。
   仕事で動かしているのと、スポーツクラブで動くのとでは
   単純に比べられないのかもしれないけれど
   でもね、なんか納得いかなくて…。


   この何とも言えない「物足りなさ」を解消するには
   スポーツクラブで動かないとだめなのかな??


動きの種類や強さ、速さ、回数も大切だけれど
「質」が大事なんだろうな〜と聞いていて思いました。


で、その「質」って何なのでしょう?
私の身体では、まだ掴みきれていないところがありますが
  ・頑張り感や努力感のない、楽であまり疲れをおぼえない
  ・動きは筋肉が担うけれど、支えは骨が担当している
  ・感じ・考える余裕があり、動きながら動きを工夫できる
  ・ある筋肉ばかりが頑張っていない
  ・使う筋肉の切り替えが上手くいっている
そんな状態で動けていると「質がよい」のではないか?と思います。


時間が、複数の人が関係する仕事の現場では
動きの質を意識しながら働くことは簡単ではありません。


「身体を傷めないで、働き続ける」大きなテーマです。