フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

ついていってる?



TV番組は、その全てではないけれど
音も映像も落ち着きのないものになってきて
それを追いかけるのが苦痛になってきていました。


私の眼の動きや、感覚の焦点の当て方に
クセがあるのかもしれません。
両親は気にせず見続けていますから。


今の私は、TVを離れラジオを聞くようになっていますが
ニュース以外の放送を聞くと
「あれ?TVと同じだ…」と気がつきます。


BGMも声も「音」に落ち着きがない。「間」がないのです。
スピードも速いし、複数の音が混じっているのですが
何より次の音との間がなく、連続して、重なるようにやってきます。


番組に複数の出演者がいる場合も落ち着かなくなります。
話さないと、コメントを挟まないと存在しないことになるのか
相槌なり一言質問なり「声」を出されます。
ラジオでは声が発せられることで、TVカメラがその人物を映すような
そんな感覚です。
そのため、ラジオは音だけなのに、画面が切り替わったような動きが
出てしまいます。
この「動き」がラジオの良さを消してしまっているように思います。


ラジオ番組のすべてで声や音が重ならないように!
なんてことは言いませんが、ニュースでは要らないのでは?と
思うのです。


NHKラジオのニュース放送で
同じアナウンサーがニュースを読み上げているのですが
違うニュースに移ったのに、「間」がないため
同じニュース続いていると思ってしまう。
「間」がないために、ニュースと次のニュースの区切りがない。
前のニュースがまだ続いているのだろう、と聞いていていると
違うニュースに移っている。


「次は、動物の赤ちゃんのニュースです」
という一言が入れば、ニュースが移ったことを認識しますが
そうした一言がなく、区切りマークになる「間」もないと
頭は一瞬混乱するようです。


速さも種類も量も増えて、それを受ける側の脳は
どれだけついていけてるのかなあ?
コンピュータや機械が進化するに合わせるように
脳の処理速度も高まっているのでしょうか?