フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

友人を思いながら読む

高野文子さん「ドミトリーともきんす」中央公論新社
ドミトリーともきんす
高野さんの作品を初めて読みました。
ページをめくって「とも子さん」の姿を見て
「あ!誰某さんや!」と友人を思い出しました。
また本の中の「とも子さん」の様子が、どことなく友人と重なり
友人のことをずっと思いながら読み進めるという
ちょっと不思議で楽しい時間を持つことができました。


そして、ドミトリーに住む寮生さんたち(特にマキノ君)が
手塚治虫さんの絵を思い出させ
これも不思議な感覚に招かれた理由かもしれません。


巻末の「Tさん(東京在住)は、この夏、盆踊りが、おどりたい。
動きを見て真似るのが苦手な私でも踊れそうな、そんな漫画です。
絵って漫画ってすごいな〜。
こんな風にも描けるのですから。


123頁の「和服と編笠を着けた踊るTさん」の絵に惹かれ
私は本を閉じては、またそのページに戻り見ています。
この描き方でなら、ATMの動きを表せそう。
(その場合、何を被って何を着たらいいかな?)

へーえ。


和服のタモトって、
腕の動きを追うのに
便利ですね。


編笠も、Tさんのお目々と鼻を隠して
しまうけれど、お顔の向きを
きわだだせて伝えてくれるわ。
「ドミトリーともきんす」P123