フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

カラスと一緒に♪



夕方5時になると、行政無線のスピーカーから流れてくるのは
童謡「夕焼け小焼け」。
春夏は「家路」(ドヴォルザーク「新世界」より)でしたが
秋になり曲が変わりました。


子どもの頃より口ずさんできた歌なので
メロディを耳にすると、自然に歌詞が頭に浮かんできます。


頭に浮かんだ歌詞を追いかけていて気がつきました。
『カラスと一緒に帰りましょ♪』の部分です。
「え〜!?カラスと一緒に帰るの!?それは嫌だな…」です。


この反応に、私自身が「!?」です。
カラスに対するイメージが変わってしまっていることに驚きました。


子どもの頃、カラスは空を飛んでいても近くにはいませんでした。
それが今、住宅街にカラスがいるのは当たり前。
ゴミの日には朝から複数のカラスがゴミ袋を突いています。
京都御苑の芝生にまでカラスが歩いています。
鴨川東側の遊歩道上空でもカラスが大きな鳴き声と羽音が聞こえます。


身近になったカラス。
その姿や行動を間近でみる機会が増えたことで
童謡の中に登場するカラスとは違うことを知り
「一緒に帰るのは御免」となりました。


歌詞に登場するカラスへのイメージが変わったことで
童謡の中の風景がこれまでと異なって見え、少し寂しい気持ちがします。