誰からの言葉が一番効くのか
「よそのおばちゃんに、ゆうて(言って)もらお」
(親が言うより他人さんが言ったら聞く:行動が改まる)
子どもの頃、母に何度も言われた台詞。でも、今は
「一番身近な者にゆうてもらうのが一番聞く」
の方が正しいだろうと思っています。
タイミングと言葉選び次第…という点で、難易度が高いのですが
よその誰かに言ってもらうより
私を見てくれている(だろう)身近にいる人から言ってもらうと
劇的に聞き(効き)ます。
脅したりすかしたり、叱ったり評価したり、お願いでも効きません。
本人が変えたいと意識はしているけれど、実践できていないことを
別の視点からアドバイスされると「!」と腑に落ち
「やめられないとまらない」だったことにブレーキがかかります。
父から言われたのが「余裕がない時は、するな!」です。
これを聞いた私が納得いかない顔をしていたのでしょう。
「これでは言葉が足らんな『(やろう、やっておこうという)気持ちはわかるけど、身体に余裕がない時、それらはやらんでもええんやで』やな」と言い換えました。
この言葉を聞いて、私の「やらなくちゃ」という憑き物が落ちました。
あれをしなくちゃ、これもしておかなくちゃ…
あれをしたい、これもしたい! と毎日バタバタして
挙句、不機嫌になったり、寝込んだりする私の姿を見て
「一言いっておかなあかんな」と思ったのでしょう。
長い長い間、私に憑いてきた「あれもこれもしなくちゃ」が小さくなり
「全部やらなくても大丈夫」ということを理解できそうです。