フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

発見は「快」

フェルデンクライス・メソッドのグループレッスンの動きは
本当によく考えられています。
レッスンにはそれぞれタイトルがついているのですが
タイトルを見ても正直「???」で、動きが予想できません。
レッスンの到着地が想像できないところがメソッドの愉快さです。


その想像のできなさは
経験するほとんどのことが「生まれて初めて」な子どもと似ています。
「生まれて初めて」だから、プロセスも結果も予想ができません。
レッスンで、自分が何を感じ考えるかもイメージができないのです。


初めて受けるレッスンでは「どこへ連れて行かれるのだろう?」と
ドキドキ、時にイライラし
過去に受けたレッスンを再び受ける時には「前回見落としてた!」
驚きや痛快さを得たりします。


そして、気に入ったレッスンを何度か繰り返しても
毎回大なり小なり発見があって楽しめます。
小さな子がお気に入りのおもちゃを使って、自分なりの工夫をしながら
飽きるまで遊ぶのと似ています。


身体と脳が双方向で刺激しあう
勝ち負けもゴールもないけれど
そのときどきの自分に合わせて楽しめる
そんな発想を得られるフェルデンクライス・メソッドです。


「発見」「驚き」は脳にとって強烈なご褒美の一つのようです。