フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

靴と身体、どちらに合わせる?


靴を買う時、つま先や踵などに窮屈さを感じても
「履き始めは慣れない感じがあるかもしれません」
「そのうち、皮(布)が伸びて気にならなくなりますよ」
という店員さんの言葉を信じてウン十年。
それは間違いだと「頭」が納得しつつあります。


上の言葉は、
足のサイズがどんどん変化する子ども時代も
成長期を過ぎサイズも形も安定した大人期にも
親を含め周りの大人からずっとずっと聞かされてきたものです。


そのためでしょう、身体の訴えに「頭」が耳を傾けません。
履き心地が悪くても、履いてしばらくすると痛みをおぼえても
それらは「身体の勘違い」であって靴が原因ではない!と
「頭」が解釈し続けているのです。


ちがうよ! 身体じゃなくて「頭の勘違い」!!


子どもの頃から刷り込まれた「靴と身体のお話」は
まるで魔女にかけられた呪いのようです。
頭が身体に無理強いする例のひとつです。


自分の足に合う靴が、お店に並んでいなかったら
履き心地の良い靴を一度も履いたことがなかったら
魔女の呪いの方が正しいのかな?と思ってしまいます。
私の身体が変なのだろう…と「頭」が解釈してしまいます。


ちが〜う! 裸足で歩いて痛くないのに靴履いて足が痛むなら
身体が変じゃなくて、靴が合っていないの!!


標準規格から外れた身体サイズを持つ頭は
呪いがかかりやすいようです。