フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

一人語り?会話?

NHKラジオ第1の「ビジネス展望」を聞いていて思うこと。
コメンテーターの話し方を「一方的だな…」と感じると
その内容が論理的でも聞きづらいととらえるようです。


同じNHKラジオ第1の「サタデーエッセー」のように
出演者が一人で話しをする形式なら、そう感じないかもしれません。


「ビジネス展望」は、アナウンサーとコメンテーターが登場します。
彼らのやりとりは電話を通したもののようです。
アナウンサーが質問をしてそれに答えるような形で
放送が進んでいきます。


放送時間の関係もあるでしょう(7〜10分弱)。
その日のテーマからすると時間が足りない場合もあると思います。
だからなのか、アナウンサーの質問や一言が番組の最初と最後だけで
あとはコメンテーターがずっと話している…という日があります。


そうすると「なんだか一方的だな…」と感じる展開に。
コメンテーターの話の内容云々…でなくなる点が不思議です。


そんな中でコメンテーターによる違いに気がつきました。
「一方的」にならない方々がいらっしゃいます。
その特徴は、アナウンサーからの質問や要約に対して
 ・途中「ええ」「はい」と小さな相槌が入る
 ・「そうですね」と肯定する
 ・相手の話を聞く「間」がある
といったことです。


秒数にしても、本当にわずかな事なのです。
でも、これらがあることでとても聞きやすくなります。


「一方的」と感じる話し方(内容じゃないですよ)には
 ・間が少ない
 ・息継ぎが少ない
 ・アナウンサーの言葉にあまり耳を傾けていない
ように感じます。


「一方的」でない話し方のコメンテータに共通しているのは
皆さん女性。
少しつっけんどんに聞こえる口調の浜矩子さんでも
決して「一方的」でないのです。


会話(対話)の雰囲気の有無によって
番組の聞きやすさ、ひいては内容への理解度が違ってくるのは
興味深いことです。