フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

「いろんな方向」って???

長年お世話になっている美容室の店長から毎回
「いろんな方向から(ドライヤーの)風を当てて乾かせば
おさまるように髪を切ってありますからね」
とアドバイス(?)をもらっていました。


でも、髪を乾かす度に
「店長はああ言ってくれてたけど、相変わらず髪は跳ねるな…」と
こちらでは思っていました。


 「ブロウとか苦手でしょ?」
 「ヘアアイロンとか使わないでしょ?」
 「(髪の手入れに)あまり時間とる方じゃないでしょ?」
……と私の性格をよくご存知の店長。


これからの季節、これからの流行、私の髪質を考えて
髪を切ってくださっていることはよくわかるのです。
だから、店長のアドバイスの方が正しくて
私のドライヤーの使い方に間違いがあるのだろう…とも
思っていました。


店長が「こんな風にいろんな方向からドライヤーを当てて」と
お手本を見せてもらったことも何度もあります。
その時は理解したつもりで、家で習った通りに乾かしてみると…
店長が「こんなに簡単でしょ?」とおっしゃる結果になりません。


店長の言葉と腕を信頼しているのに
自分なりに意識して、工夫してドライヤーを使っているのに
結果が伴わない…そんな状況からようやく脱出できそうです。


それは「いろんな方向からドライヤーの風を当てる」の意味を
理解できたからだと思います。


私の解釈していた「いろんな方向」は二次元
店長の言う「いろんな方向」は三次元
この違いに気がついたことが大きいと思います。
(店長の「だから、ボク何回も言ってたでしょ〜」の声が聞こえてきそうです)


自分で髪を乾かした後のおさまり具合を見て
「店長の言う『いろんな方向』って、ほんとうに『いろんな方向』だったんだ〜」と今更のように感心しています。


長年の疑問&問題が解決しそうです。