フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

体力と意志力のせいにしない

先日の「カエルとの再会」と通して気がついたこと。
自分の本心に気がつかないまま
「気のせい」「努力が足りない」「弱気」「もう少し頑張ろう」
……と身体や気合(意志力)のせいにして
行動を変えないでいると、望まない展開になるのかも、と。
(望まない展開=身体、気持ち、人間関係を壊す…という展開)


「自分の本心」は自分でも中々つかめない…のが厄介な点。
好きも嫌いも、得意も苦手も
くっきりハッキリしていたら話は難しくないのですが
それらは意外と輪郭があいまいだったりするのです。
元は輪郭がはっきりしていたのかもしれませんが
成長するにつれて曖昧になってきたのかもしれません。


ただ、本心(正体)に気がつかないまま過ごしているのと
気がついて「わかってるけどね…」と過ごしているのとでは
随分とちがってくるようです。


本心は「気がついてよ!」「わかってよ!!」とばかり
身体や気持ちを通して、手を変え品を変え訴えてきます。
自分に関係する何かが壊れた時
そこで立ち止まって考えなければ
本心の訴えはエスカレートし、コトが複雑になっていきます。


でも、行動をすぐに変えられなくても
本心に気づいていれば、何かが変わっていきます。


とらえどころのない自分自身を大切にするのは
頭で思うほど簡単ではありません。
身体に耳を傾けるのは、自分を大切にするための一つの方法です。