フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

痛むところだけが原因じゃない

肘が痛い。
3週間ほど前に傷めたところが治まらず
痛みレベルがアップ。


肘の曲げ伸ばしでは痛まない。
ドアノブを捻る動作でも痛くない。
キャベツの千切りしていても痛くない。
でも、何かの拍子にズキっと痛みが走る。


痛みが出る動きを再現しようとするけれど
どうもつかみどころがなく困る。


過去の別の痛みでの整形外科での診察を思い出す。
医師に「痛みがでる動きを再現してください」と言われ
動くのだが痛みは出てこない…という場面。
その部分を押しても痛みを感じなかったりする場合、説明に困る。


身体を起こしていることそのものが痛いギックリ腰などは
言葉による説明も要らないくらいはっきりしている。
痛みで身体(姿勢)は歪んでいるし、表情だって歪む。


ところが、今回のような種類の痛みはとらえどころに欠けて
対処に難儀する。


肘に関わる動きの中で、痛みにつながる動きを見つけにくいなら
肘を動かさないで、痛みを探ってみる。


仰向け寝で、肘を曲げずに天井方向へ腕を伸ばす。
肘にとって、いつもと違う重力のかかり方。
この姿勢で、肘を動かさず、他の部位をモソモソ動かして
痛みが出ないか探ってみる。


痛みは肘に出てこないで、他のところで顔を出す。
痛みを無くそうとしないで、何かを加えようとしないで
私の身体が何をしているのか、どういう状態なのか
気になるところを追いかけ追いかけしている内に
眠ってしまった。


朝、目が覚めて普段通りの動きをしたら
「イテテ!」と顔をしかめたくなる痛みは出てこない。
傷んだところが治ったわけではないけれど
痛みが繰り返すことは減りそう。


よく動いてくれる肘に比べて動きが鈍い部位。
その差が傷み&痛みにつながったと思う。
各関節の自由度は、全体としてバランスが良いわけではないから
いろいろ起こる。