フェルデンクライス・メソッドと身体表現

『モーシェ・フェルデンクライスは自分のメソッドを、【武術】より【演劇】に役立つと考えていた』という話を何日か前の講義で聞きました。
そういえば、日本にフェルデンクライス・メソッドを紹介し、M・フェルデンクライスの著作を訳された、安井武さんは俳優座の演出家であることを思い出します。また、コース生の中に演劇関係の人は（多分）いませんが、バレエ・舞踊で舞台に立つ（指導・演出する）方は複数人います。
何より、今セグメントのメイン講師F・ワイルドマン博士の講義を「見て」いると、動きを十分コントロールすることができたら、様々な身体表現が可能である、ということが理解できます。
ワイルドマン博士の講義での「演技」は見事で、一瞬にして『老人』になったり、徐々に『アメリカ人から日本人』に変身したり、『女性』『赤ん坊』『脳梗塞後遺症をもつ人』『怒る』『喜ぶ』『前衛舞踊』etcを私達に見せてくださいます。
これ程、目からも学べるフルコース授業ができる先生がいらっしゃることは驚きです。