フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

フランクさん動物にも変身

F・ワイルドマン博士(Dr.Frank Wildman)が、5/15の講義で、『生物の進化』を自らの体で表現してくださいました。
今回はミミズ→ヘビ→トカゲ→イヌの順でしたが、陸上に上がった後の生物の進化を動きで見せてくださったのです。全身を使って、ミミズになったりヘビになったりされるのですから驚きです。小さい子に「これは何の動物かな?」とたずねたら、きっと皆正解でしょう。それほど、見事にそれぞれの動きを模していらっしゃいました。

  • ミミズ・毛虫のように、全身を上下動させ前進する生物
  • ヘビのように、全身を左右動させ前進する生物
  • トカゲのように、手足・腕脚を使うものの腹が地面につきながら前進する生物
  • イヌのように、地面に接するのは手掌・足裏のみで前進する生物

これらの動きを、立派な体格をお持ちのフランク先生が表現してくださったのです。もしかすると、『フェルデンクライス・トレーナー(プラクティショナーを教えることができる)』になるには「生物の動きの進化」を体を使って表現できること、という要件があるのかもしれません。


フランク博士の講義を見ていると、フェルデンクライス・メソッドの「動きの分化differentiation)」を体現されているんだ、と気づきます。同時に、分化できればああした動きをすることができるんだ、と思います。

10歳老けた男性になったり、子供になったり、大リーガーになったり、動物になったり…、フランク先生の身体表現力は本当にすごいです。コース生が、彼の講義を大好きな理由の一つもここにあるのです。