フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

仲間と一緒に成長

「be on Saturday−Business」という、朝日新聞の土曜日別刷版があります。
その中に、経済評論家で公認会計士勝間和代さんの連載、「勝間式『自分ナビ』宣言」が掲載されています。
昨日2008年5月17日付に

学びのコツ ― 仲間と一緒に成長
「今週のひとこと」 : グループで勉強すれば、成果も格別

とあるのを見つけ、すぐにFPTP京都(フェルデンクライス指導者養成コース)の仲間を思い出しました。
その連載記事に

ひとりではなかなか続かない勉強も、仲間が努力して着実に成果を上げている様子を見ると、励まされます。また、つまずいたときにはアドバイスを求めることもできます。
そのうえ、同じことを勉強しようとするグループなら、趣味や気も合うのではないでしょうか?

とあるのを読んで、「そうそう、その通り!」とうなずいていました。


FPTP京都は、1年間計40日間の講習、春・夏・冬の各セグメント(学期)は12〜14日間です。学校ではありませんから、クラスルームも体育祭もクラブ活動もありません。皆、仕事や家事をやりくりして受講しているので、一日の講習が終わればあいさつもそこそこに会場を後にします。休憩時間におしゃべりするものの、学生のような「放課後」はないのです。
そんな環境でも、1年経つと、毎日顔を会わせなくてもコース生どうし仲良くなっています。しかも素敵なことは、おしゃべりをするだけではない、「学び」を語り、励まし、アドバイスし合う仲間になっていることです。
コースの仲間が、それぞれの環境の中で前のセグメントより着実に成果を上げている様子は、いろいろな場面から知ることができます。休憩時間での何気ない会話や、FI練習で2人1組になって体に触られた時、ATMレッスンでの動き、講師にした質問の内容…といったことからその人が変わってきていることが本当によくわかります。学校の定期試験では測れない「成長」や「学び」が様々なシーンで垣間見えるのです。
共に学ぶ仲間の成長を目にすると、自然と励まされます。また、分からない所は素直にアドバイスを求めているし、練習の相手になって欲しいと頼んでいます。
「学校」を卒業してもう随分時間が過ぎましたが、今フェルデンクライス・メソッドを学ぶことで、学生時代以上に豊かな関係性の中で、深い学びの機会を得ることができて本当に嬉しいです。