フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

講義のテープ起こし

FPTP京都(フェルデンクライス指導書養成コース)の講義は、録画・録音されていて、補講(メイクアップ)やStudy Groupでの自主勉強会で使うことができます。「文字としての記録」も残そうということで、コース生の有志がテープ起こしをしています。
1日約5時間分の講義をテープ(VHSテープ)に録音したものを元に、テープ起こしをします。2007年度の講義日数40日。このテープ起こしに参加している有志は20名。コース生の約半分がテープ起こしに関わっていることになります。
私自身は学生時代2時間程の長さの映画をテープ起こししたことがあり、その時大変時間と手間がかかった(ワープロもまだ普及していませんから手書きです)ことを覚えているので、当初FPTP京都でのテープ起こし作業に参加しませんでした。

2008年の第1セグメント最終日(5/15)、テープ起こし取りまとめ役の方の「テープ起こししてくださるかた募集しています。今日テープを持って帰っていただくことができまーす。」という呼びかけに、思わず私は手を挙げていました。後日テープが郵送されてきて…という段取りであれば手を挙げなかったかもしれません。でも、その時は学習意欲あふれる状態でしたから「久しぶりにやってみようか」となったようです。
……で、今作業をしています。「学習意欲にあふれ」「やる気いっぱい」のはずだったのですが、実際に取り組み始めたのはセグメント終了後10日も経ってから。(いつものことながら、「気持ちばかり先行」型です)

私が担当しているのは、2008年5月13日分です。この日、私はF・ワイルドマン博士のClass FIを午前の授業開始後すぐに受けたので、そのあとのATMや講義内容の記憶が薄いのです。(FI後は心身共ぼーっとしていましたから)そういう理由からこの日のテープ起こしを希望したのです。
さて、作業を進めてみると…実際に自分が受け、話しを聞いた授業なのに、なかなか音(話)をひろえません。何度も聞き直して、一度に10〜15文字タイプすることができるかどうかといったレベル。10分の音声をテープ起こしするのに約1時間かかっています。(A4サイズに40行・35字/行)1時間に2頁分タイプするのがやっとです。
今作業しているのは、私が受けたClass FI部分です。このClass FI時、私は見学者でなく、クライアントとしてその場にいたからか、ワイルドマン博士のお話の重要な部分をかなり聞き逃していることに気づきます。博士のほんのちょっとした私への声掛けの部分(記憶にも残っていない・印象も薄い部分)に、「気づき」(awareness)のためのヒントがあることを、テープ起こしをすることで発見しています。
それにしても、作業終了までどのくらいかかるでしょうか??