フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

フェルデンクライスの人は静か

友人に「フェルデンクライスに参加してる人って、なんか静かよね」と言われました。「静か」の意味がよく分からなかったので、私が「???」という顔をしていたら「ピラティスとかヨガと違って静かでしょ?」と付け加えてくれました。
私はヨガのレッスンやワークショップに参加したことがないので、ピラティスしか知りません。でも、「『ヨガ』より静かって…?ヨガは静かでしょ?」  私の顔から「?」が消えないことを見た友人はもう少し話します。

フェルデンクライスは、
そのポーズがカッコいいからとか、有名人がしているからとか、
今流行しているとか、身に着ける物がおしゃれとか、
何か「やせる」とかの効果を前面に出しているとか、
…がないでしょ?だからだと思うんだけど、
レッスンに参加している人それぞれの雰囲気に
「ざわざわ」「がやがや」「きゃーきゃー」「がんがん」「がさがさ」
した感じがなくて静かだと思う。

ようやく友人の言わんとしていることが分かってきました。フェルデンクライスのレッスンでは

  • 頑張らない
  • 急がない
  • 楽に
  • 自分のペースで
  • 他人と比べない

…etc
という言葉を何度も耳にします。友人は仁和寺ワークショップに参加したことがあります。あのワークショップ参加者の半分はフェルデンクライス・メソッドを知っている、過去に体験したことがある人達です。だから、友人はこうした感じを抱いたのだと思います。

頑張る・急ぐ・他人と比較があると、たとえ黙っていてもその雰囲気は静かではありません。


FPTP京都(フェルデンクライス指導者養成コース)でも、1年前の開講したばかりの頃(2007年春)は表面的には静かでしたがどこか、地に足が着かない、ような雰囲気がありました。でも1年経ったこの春のセグメント(2008年5月1日〜15日)では、本当に素敵な「静かな」時間をみんなで共有する機会がありました。まさに、頑張る・急ぐ・比較 が無かった時間でした。その中に、その静かさにも慌てず安心してレッスンをしている私達がいて、その静かさを味わっているようなご様子のフランク・ワイルドマン博士(Dr.Frank Wildman)がいらっしゃいました。