外向き:内向き=2:8
フェルデンクライス・メソッドのグループレッスンであるATM(Awareness Through Movement:動きを通した気づき)をしている時、なぜか私は映画「マトリックス」” THE MATRIX”の中の「センチネル」(だったと思うのですが…)を思い出します。確か「センチネル」は偵察機です。
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ATMでは、動きの指示を聞きながら、体を動かし、動かしながらその動きを感じ、その感覚を元に動き…とレッスンが進みます。
- ゆっくり動いてください
- 急ぐことはありません、あせらないで
- 努力感を減らして
- 一生懸命にならないで
- ……
といった言葉が、よくATMティーチャーの口から出てきます。その中でも私自身が心の中で何度も繰り返す、自分に言い聞かせる・確認する言葉が、
●その動きはどこから始まりますか?
●普通の呼吸ができていますか?
の2つです。
私は、指示される動きの内容を達成することばかりに注意を向けがちで、動きの質を探ることがおろそかになりがちです。そこで、自分の内外に振り向ける注意を2:8にしています。
- 2割 : 指示に耳を向ける(外向きの耳)
- 8割 : 自分に言い聞かせる言葉を思い出す(内向きの耳)
注意が外にばかり向かっていると「呼吸」を止めたり、浅くしたりしています。
動きの指示の意図・目的を探り始めると、内部の動きを観ていません。
この2:8がうまく働くと、センチネルが1機、2機、3機…と体のあちこちへ偵察にいくのです。1機飛ばすのにも苦労する時がありますが。