フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

フェルデンクライスと体質改善

久しぶりに以前の私の身体を思い出しています。
疲れてもいない、寝不足でもないのに身体が重いのです。
先週半ば湿度がとても高くなり、蒸し暑く雨が降ったあたりからその芽は出ていたのでしょう。
やたらと眠いことから始まり→胃が重くなり→内臓全部が重くなり…
お年寄りや病人が「身体って重いもんやなあ」と口にされますが、
私の場合「身体も重いけれど、内臓って相当重いもんだなあ」です。

内臓で重力の全てを感じているようなものです。
コップ4分の1程度のお茶、4分の1切れの食パンが胃に入っただけで、
内臓全ての重み+胃に入った水分・パン切れを感じて動けなくなるのですから困ります。
こうなると、姿勢も保持していられなくなり、操り人形が床に寝ているようになっています。


しばらくこういう感覚を忘れていたなあ、
と自分の身体を観察しながら不思議に思っています。
以前の私には、程度に差はあっても「身体・内臓が重い」という感覚がしょっちゅうありました。
それが「久しぶり」と感じる程、ここしばらく調子が良かったのでしょう。
昨春(2007年4月下旬)のFPTP京都コース参加以降、
本当に少しずつですが、この「身体が重い」感覚以外の不快な症状、
腰痛・頚部痛・腹痛・消化不良・頭痛・冷えetcも減ってきています。
こうした痛みがない(少ない)身体ってこんなに心身共に楽なんだ!と喜んでいたのです。
同時に「身体って、こんなに楽でもいいの!?」とも思っていました。
身体が重くなった原因を探っています。あれが悪い?これが引き金になった??あそこに予兆があった???とあれこれ考えます。と同時に気づいたことがひとつ。
フェルデンクライスで

  • 動きの質を高めたり、
  • 古い錆付いた習慣を落としたり、
  • 物の見方・考え方が変わる

ことはあるけれど、「体質改善」はまた別なんだ、と。
東洋医学でいう「先天の気」にさかのぼって影響を与えるわけではないんだなあ、
とごく当り前のことに気づきました。
時間をさかのぼれるわけではないのです、当然ですね。
でも「後天の気」に影響を与えることはできると思います。