フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

山田ズーニーさんのワークショップで感じたこと

昨日の朝日新聞教育セミナー、山田ズーニーさんを講師に迎えた『コミュニケーション力を磨こう』のワークショップ部分で感じたこと。子供から大人(お年寄りも含む)まで、人はかなり自分の話を他者に聞いてもらえていないのかもしれない、ということです。
親子の間、夫婦間、恋人どうし、友人間、仕事仲間、商売関係の間柄etc・・・
日常会話、世間話、真剣な話、深刻な内容・・・
意図的に聞かなかったり、はぐらかしたり・・・
そうした「わざと相手の話を聞かない」ではなく、無意識に聞いていない、聞こうとしていない、ということが日常よく起こっているのではないかなと思います。また、よく話を聞かない内から反射的に決めつけたり、否定したり、肯定したり、思い込みで返事をしたり。
コミュニケーションにはある程度予測が必要らしいのですが、その予測の精度が低いと会話がうまく進みません。相手の話をよく聞かないと予測ができないと思います。よく聞く、と言っても真剣に身を乗り出してということではなく、相手が話し終わるのを待つ、というものです。この「待つ」が出来なくて会話が上滑りになってい
ることが多いと感じます。もちろん、どちらかが一方的に話すというのは会話と呼べないので除きます。「待つ」といっても1-3秒のこと。もしかすると0.5秒程度で十分な場合もあるでしょう。相手の話や言葉に重ねるように相づちをうったり話し始めたりしなければ、お互い安心して会話を続けられると思います。
会話の場面で

  • 先走りしない
  • 決めつけない
  • ほんの少し待つ

が今の私のテーマです。