フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

歯の治療にフェルデンクライス?

土台をシロアリにぼろぼろにされた床を踏み抜いたような虫歯の出現に、私の歯医者通いが始まりました。


定期検診でもX線でも「問題なしの歯」だったはずなのですが、踏み抜かれたエナメル質の下は、鍾乳洞のようにスカスカでした。その見事な空洞ぶりに、まあよくもここまで私に痛みを与えることなく蝕んでいたなあ〜…と歯医者さんと二人で感心。(「普通、これほどの虫歯だと痛むはずなんですけどねえ…」と先生)


神経を抜く処置をするために、大嫌いな麻酔注射から始まります。最初、注射針に体を緊張させるのは仕方ありません。痛いのですから。でも、麻酔が効いた後まで不必要に緊張させつづけることはないな、と以前の治療で気づきました。歯を削る機械の音も、口を開けたままの姿勢も体に緊張を呼びます。緊張しつづけることで、帰宅後や翌日に首や頭が痛くなる「後遺症」が出るのは困ります。痛い思いをするのは、治療の時だけで十分です。


そこで、治療中、フェルデンクライスのATMレッスン開始時によくある「ボディ・スキャン」を治療椅子の上でしてみました。これが効きます!(以前の治療でテスト済み)

  • 左右の肩甲骨は背もたれに同じようについていますか?
  • 後頭部はヘッドレストから浮いていますか?
  • 首の太さは左右おなじ程度ですか?
  • エスト部分は背もたれからどの位距離がありますか?
  • 足首はやわらかくなっていますか?
  • …etc


私の場合、この「ボディ・スキャン」をすることで、治療中の不必要な緊張を小さくすることができます。その結果、「抜歯」「抜髄」「型とり」をした当日や翌日に出る肩こり・首の痛み・頭痛(時に翌々日までつづく)が出なくなりました。


それにしても、歯医者さんは苦手だなあ。