「オソイホド ハヤイ」
昨日(1/2)の講習で受けたATM(フェルデンクライス・メソッドのグループレッスン)は、これまで2、3回したことがある既知のものでした。
講習初日から続く、いつもより複雑でかなり動きにくい一連のATMを、
- どうすればより楽に動くことができるか
- どこに自分の動きの困難があるのか
を考え、見つけるために行われました。
動きを知っているので、指導の声に必死に耳を傾け、動きをイメージし・・・の必要がありません。
『必死さ』がなくなった分、自分の動きを内部から観察する余裕を得ることができました。
- 動きを小さく軽く
- 余分な力を入れず
- 息を止めないで
- どこかを緊急させ始めたら力を抜き
- 動きの伝わり具合を感じ
をしていると、動きはどんどんゆっくりしたものになってきました。同時に「楽に動く道筋」が見えてきます。
「オソイホド ハヤイ」
カメはこうこたえると、これまでよりもっとのろのろと這いました。そしてモモも――このまえのときにもそうだったのです――ここではそのほうがはやくすすめることに気がつきました。ゆっくり行けば行くほど、まるで足もとの道路がふたりをのせて、どんどんはやくはこんでくれるようなのです。
を思い出しました。
不思議なメソッドです。
フェルデンクライス・メソッド。