フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

私のこつは私のもの −ブログ『フェルデンクライスな部屋』から

相互リンクをさせていただいているike‐feldenさんのブログ『フェルデンクライスな部屋』に
「こつ」って掴むんだよ
というタイトルの記事がありました。(→こちら)  その中の

私のこつは私のもので貴方のこつは貴方が掴むもの。
(ブログ『フェルデンクライスな部屋』:2009年1月19日付の記事より)


これを読んで、フェルデンクライスメソッドの講習中(FPTP京都)、ロビー・オフィアーさん(Mr. Robbie Ofir)が何度もおっしゃっていた言葉を思い出しました。
FIレッスン(個人レッスン)の実技練習の時の言葉です。

  • 僕は、フランク(Frank Wildman)みたいに体が柔らかくないからね(=ベッドにまたがってするワークはできない)
  • あなたと僕の手の大きさが違うでしょ?腕の長さも身長も違うし。
  • 僕はこういう風に体を使うけれど、皆さんそれぞれに工夫してね。


ロビーさんは男性だし、体格も違います。
ところが、それを忘れて、彼の体勢・姿勢や体の位置、相手の体の触れ方を必死にまねようとします。

  • 「うまくいかないなあ」
  • 「くたびれるなあ」
  • 「こんなワークできるのかなあ」

となり、苦手意識が生まれてきます。


一体、私の頭はどれだけ硬くなっているのでしょう?
子どもの頃、車輪の大きな大人自転車を乗る時は、サドルに腰掛けないで乗っていました。(「自転車に乗って移動する」という目的を果たしていた)  自分の体をうまく使う工夫をしていました。「必死にまねる」のでなく「必死に工夫する」をしていたのです。


「まねる」は「学び」の基本といいますが、それについて最近少し疑問を持っています。
「まねる」努力をするなら、努力して「工夫」した方が「学び」になるのでは?と。
私のこつは私が掴むもの、です。