フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

共通項は『理学療法士』

もう一歩踏み出すための介護セミナー in 大阪」の記事を読んだフェルデンクライス仲間*1からのメール。

(本「福辺流 力のいらない介助術」に)
福辺流 力のいらない介助術
腕のつかみ方の写真が載っていたでしょう。
あ、クリスさんと同じこと言ってると思いました。

「え〜!?クリスさん、そんなこと言ってたの?」
と全く記憶のない私。


でも、そういえば、2008年夏と冬の講習で、休み時間に、
何人かのコース生が写真の同じ“つかみ方”を練習していた
ことを思い出しました。あれがそうだったのね!


腕のつかみ方は、本の37〜41頁にあります。
  持ち方・さわり方(1)相手を握らない(同書37〜39頁)
  持ち方・さわり方(2)指先は使わない(同40〜41頁)
これは、福辺流介助術の“基本”のトップに書かれています。
「もう一歩踏み出すための介護セミナー」の実技はこの「基本」から始まりました。そして、一昨日(2009年3月29日)のセミナー二日目でも、講師の福辺節子さんが


  ・つかまない
  ・握らない
  ・ぎゅーっとしない
  ・指を立てない


を何度もなんども何度もなんども、私達参加者に注意されていました。

介助は、力をいれないとできない

と思い込んでいる私達は、歩行、椅子からの立ち上がり、寝返り…どの実技でも「介助される人」の身体を握ったり、つかもうとしたり、指先に力を入れがちです。そうしないと「介助できない」と思い込んでいます。しっかり握っておかないと、力をいれないと、「介助される人」が倒れてしまう、動いてくれないetc…意識して始めたことが、今や “習慣”です。


“習慣”“思い込み”の鎖を断ち切るための「福辺流」セミナーです。鎖はかなり強固で、切ったつもりがまた簡単に復活します。(映画「ターミネーター2」の敵役(T-1000)に似ています)


もう一つ思い出しました。セミナー主催者の福辺節子さん理学療法士、FPTP京都の講師のクリス・ランバート(Ms. Chris Lambert)とロビー・オフィアーさん(Mr. Robbie Ofir)お二人も理学療法士です。だからでしょうか、セミナーで福辺さんのお話を聞いて、ロビーさんやクリスさんのお話&クライアントのさわり方の様子を思い出しています。(でも、「腕のつかみ方」は思い出せないままです)

*1:フェルデンクライス仲間:
FPTP京都(フェルデンクライス指導者養成コース)で、フェルデンクライスメソッドを本格的に学んでいるコース生仲間のことです。
FPTP京都は、2007年4月開講の関西で初めての指導者養成コース。
4年間にわたってメソッドを学びます。(2011年1月修了予定)