「痛み」に貼りつく
フェルデンクライスのグループレッスンでのこと。
横座りになって、片方の手の平を床について
もう一方の手を頭のてっぺんに置いて首を傾ける…
までは良かったのですが、その後
・手のひらをつく→肘をつく
・頭のてっぺんに手→天井へ向ける
とレッスンが進んでいくと、私の身体がギャーギャー言い始めます。
「首が痛〜い!」
「腰に違和感が出てきた〜!」
「肘はどこに置いたらいいの?」
うるさいうるさい。
もう少し静かにしてもらおうと、工夫をするものの
「痛い」のスイッチが入った身体には、中々耳を貸してもらえません。
頭では「痛くないように、工夫したらいいんでしょ?」の声が聞こえますが
工夫しているつもりでも、効果がない!
「痛み」に意識がピッタリ貼りついてしまったようで
それをはがせないままレッスンが進んでいきます。
興味深いことに、なじみのある「痛み」が登場すると
工夫しながらでも動き続けようとする
頭と気持ちの余裕がだんだんなくなっているのです。
「痛み」があっても、そのまま動き続ける…ことはしなくなりましたが
工夫をしていく姿勢はまだまだ小さな芽のようです。
それにしても「痛み」って恐ろしいな…。
(その持つパワーが怖い…ダークサイドみたい)