動かないでじっとして!
毎晩、寝る前に布団の中でフェルデンクライスの動き*1をします。
小さな動き*2をしたい時は「目」や「顎」「舌」を動かすタイプを選びます。
顎を左右や前後に動かすレッスンをしている時のこと。
「私の眼は何をしているのかな〜?」と観察すると
顎が動く方向へ一緒に動いてみたり、ガタガタしていたり
少しもじっとしていません。
指示していないのに勝手にヘロヘロ、キョロキョロ動いています。
しかも、左右の眼の動きの質や動きの範囲、速さが違います。
そこで眼に向かって「アナタ達は動かないの!」の指示を出します。
すると、今度は顎の動きがガタガタに崩れ始めます。(上手く動かせない)
眼をできるだけ動かさないで
顎の動きがガタガタにならない範囲で続けようとすると
顎はほんの少ししか動かせなくなります。
そして、閉じた瞼の下では
顎の動きを見ようと眼球が下を向いています。
それほど、私の眼は顎の動きに「つられて」しまうのです。
くっついてしまっている眼と顎の動きの切り離し*3が
くっつき加減が浅くなってき始めると、呼吸は深くなり
眼との格闘はどこかへゆき、眠りにつきます。
眼の動き・眼の見え方と身体の動き関係は非常に興味深いです。
*1:フェルデンクライス・メソッドのグループレッスン
*2:胴体をねじったり、立てた膝を左右に倒したり、天井に向けて伸ばした腕を動かしたり…というのではない動き
*3:「動きを分化させる」と言ったりします