フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

動きの“のびしろ”がある


フェルデンクライス・メソッドのグループレッスンを受けると
自分の身体は、自分が思うようには動いていない
ということに気づきます。


脚や腕を上げる
立って前屈する
後ろを振り返る
……
といった大きな動きを細かく見ていると
自分がイメージしているようには動けていません。


そうした動きを丁寧に見ていくと
 ・身体の各部位に協調性が欠けていたり
 ・左右の動きにズレがあったり
 ・ガタつきながら動いていたり
……
「こんなにブレを持ちながら、それでも動きを実現しているんだ」
と、身体の能力(出力の幅)に驚きます。


「こう動きたい!」という頭からの大まかな指示を
ブレやガタつきを生じている部分を補い抑えながら
身体は実現しています。


このブレやガタつきをもう少し減らしておくことが出来れば
身体は、動きはもっと楽になるはずです。


フェルデンクライス・メソッドのレッスンには
「動けている」と思い込んでいる自分の動きを
自分の筋感覚を通じチェックし調整していくプロセスがあります。


自分で自分の動きを整え、改善し、向上していく。
他人との比較でなく、筋力や柔軟性のアップでもない
自分身体史上での進化に「おもしろ〜い!!」となるのです。


昨日より、なんだか少しうまく動けていることに気づくのは
自分の身体に動きに「のびしろ」を発見することに等しくて
強烈な面白さです。