フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

香りは美味しさの一部(大部分?)

父が何か物を食べた後よく口にする感想
「美味ないな、香りがない」


グルメではないし、食欲もあまりない割に
食材や料理の出来、食事周りのことにうるさい父。


  色、配色、食器とのバランス
  具材のサイズ、具材と汁の量バランス
  塩加減、味、旨味、香りetc
普段特に何も言わないから気がつかなかったけれど
実はとてもうるさいし、感じている。


父と似て食欲があまりないけれど、味には疎い私は
父が「旨い(美味い)!」と口にする時、必ず訊きます。
「これの何がどう美味しいの?」
その時、決まって聞くのが「香りがあるやろ?」です。
「美味いものには香りがある」のだそうです。
鈍感な娘に説明するのが面倒くさくて
「香り」の一言で済ませているのかもしれませんが
違いがわからない私は、言葉で聞いて味を再確認します。
どういう香りなのを父は説明しませんが
私は「香り」を探し「学習」します。


香りを鍵にして美味しさを探るのは、
味覚が鋭くない私にとって良い目印になります。