フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

無意識や習慣をあぶりだす

フェルデンクライス・メソッドのグループレッスンは
楽しくもあり不思議でもあり、ハードでもあります。
そのどれもが身体と頭そして気持ち(感情)と関係があります。


動き、反応、行動、感情表現などの中で
普段自分が何気なく、意識せず、習慣でしていること
そうしたものをレッスンを通してあぶり出します。


ところがコトはそう簡単ではありません。
なんといっても無意識でしていることなのですから。
当初は意味や背景があったことも
今はそれとは無関係に顔を出してくる習慣や反応。
いろいろなことが絡み合って出来上がっている習慣を
意識化するプロセスです。レッスンは。


たぶん他人の目から見たら即分かることでも
本人はわからない、気がつかない。
他人から指摘されてもピンとこない。時には反発する。


そうしたことを自分の感覚を使って考え、試し、失敗し
苛立ち喜び、また考え、感じ…を繰り返す中で
無意識から意識へと移していきます。


こうしたプロセスの良い所は
時間はかかるかもしれないけれど、変われることだと思います。
他人に言われて、強制されて、ではありません。
周りがそうだから、流行りだから、でもありません。
自分で見つけて、自分の頭で考えて
自分に合った形で変わっていく。


自転車が乗れるようになったら、歳をとっても乗れるように
「変わっていく」というサイクルを自分で回せるようになる
それをつかまえるための「乗り物」が
フェルデンクライスなのかもしれません。


…ということは練習が要るわけだ。