京都ワークショップ・ATMの感想
フェルデンクライス・京都ワークショップでは、土・日の2日間を通し、ATM(Awareness Through Movement)三昧である。大広間の畳の上で、
- 仰向けで寝転がって始まったり
- うつ伏せで40-50分のレッスンが続いたり
- 声を出したり
- 丸太のように、左右へゴロゴロ転がっていったり
- ボールのように、くるくる回ったり
- いびきをかいて寝入ったり
- 頭が混乱して、一人休憩したり ……
レッスンによる色々な動き、各個人の動きの反応(対応・解釈)、が見られる。
そうしてATMをたくさんした後の私、身体の変化(印象)は
- とにかくお手洗いによく行く(休憩毎)
- 背筋が伸びたように感じる
- 体が軽くなったように感じる
- 普段の動作がコンパクトになる(私の場合、食事時によく分かる)
- よく眠れる
- 食欲低下(正しくは「腹八分目」で十分満足する)
- 味覚がいつもより鋭くなる(いつもの塩・砂糖加減では「濃い」と感じる)
- 気持が穏やかになっている
- ・・・・・・
夕方近くになると、頭は混乱し、筋肉は疲れてくる。(本当なら筋肉が疲れる必要はない、と思う)ワークショップ会場を後にし、バス・電車に乗り、家で台所に立ち、お箸を持ち……とすると、自分の体と動きに変化が起こっていることに気づく。
不快な変化ではない。いつもより、ずっと少ないエネルギーで、十分に無駄なく、しかも滑らかに動けている。「今の私の動きって、悪くない」と思えてくるから不思議。左右前後のブレが少なく、楽に動けている。
今のところ、この不思議な感覚は3日間位しか続かず、いつもの習慣に飲み込まれてしまう。
モーシェ・フェルデンクライス(Moshe・Feldenkrais)は、
の中で 毎晩、夜寝る前にATMをすることを勧めている。
私も「我流ATM」を毎晩布団の中で、ゴショゴショしているが、京都ワークショップでの仁和寺大広間でのATM程解放感が味わえないのである。(当たり前か)