フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

「そこに在る」と気づく

フェルデンクライス・メソッドを学んでいる(2007年4月開始)からなのか、今年(2008年)1月受けたロビー・オフィアーさん(Mr. Robbie Ofir)のFIレッスン(個人レッスン)の影響なのか、以前より自分の感覚が開かれた感じを抱き続けています。


「そこに在る」ことに気づく

  • (あるもの・ことが既に)存在していること
  • (私が)気づけること

この二つは、なんだかよくわからないのですが、私を大変落ち着かせます。


存在しないと気づけません
存在しているのに、私は気づけないかもしれません


だから、二つ揃って初めて私は安心するのだと思います。


特に、見る、聞く、匂うの感覚が変わったと思います。

  花や葉、樹、虫、鳥、空、雲、山、川…の色や姿、形に
  風や水、鳥、葉、雨…の音に
  花や果実、葉、樹、雨、土…の匂いに
気づくようになりました。
これまで私がその存在を知らなかった、気づかなかったものばかりです。


「そこに在る」ことを知ると、驚きと共に安心を得られます。
無いものねだりすることもありません。必死に探す必要もありません。
「ここにあるんだ」「ここにもあったんだ」と自分の近くでその存在に気づく。
すとん、と落ち着きます。


忙しいと「そこに在る」ことが消えてしまい
体調が悪いと「そこに在る」ことに気づいても安心感が得られません。


「そこに在る」ことに気づくきっかけとなったのは、やはり、ロビー・オフィアーさんのFIレッスンかもしれません。そういえば、ロビーさんのレッスン後、しばらく続いた変化について私はノートに書いていました。

   五感が変わる


   知覚したことに解釈はしないけれど
   感覚が鈍磨しているわけではない


   どちらかといえば、普段よりクリアーにとらえている
   敏感だが、過敏でない


   人や物の動きがゆっくりに見える
   車の音にかき消されていた水の音が聞こえる
   匂いを感じやすい・・・
   平面的だったそれらが、クリアーで立体的になり世界が豊かになる