記憶が食べたがる
「ベジタリアン?」と訊かれることがある。
口に出さない方が実は複数いらっしゃることがわかる場面にもあう。
私は甘い物を口にしない、玄米を食べてるetcと思われているらしい。
「ベジタリアンじゃないです」
「お肉も食べるし菓子パンもカップ麺も大好き♪」
と答えてきたし、それが事実だったのだが
今は菜食主義者に近くなってきた。
ファストフードも唐揚弁当もケーキセットも
大好きな菓子パン、カップ麺もアウト!
これまで通りに口にすると調子を崩す。
一時的なことだろうと、様子を見て食べてみるが胃がぐだぐだ言う。
最近は口に入れるだけで胃の手前、食道の手前からなんだかんだ言われる。
それらを無視して食べると、後でおかしくなる。
身体から「ほーら警告した通りでしょ?」を言われているよう。
それでも諦められず「気のせい」「もう大丈夫」とトライするけれど
やっぱりダメ。
いい加減学習しろよ~!の声が聞こえてくるけれど
食べ物にまつわる楽しい美味しい記憶が邪魔をする。
「現在の私の身体」は菓子パンもカップ麺も欲しがっていないのに
「過去の私の記憶」が食べたがる。
折り合いつけてよ~・・・。