フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

テープ起こしで「砂金採り」

FPTP京都での講義をテープ起こししています。('08.5/29「テープ起こし」)今、私が担当しているのは5月13日の分。テープ起こし作業をすることで、あの日の講義を再体験しています。講師の言葉をひとつひとつ文字にしていくことで、私の「脳のザル」(目が粗い…)から落ちていたたくさんのことを、テープの中から拾い上げています。少し「砂金採り」に似ているかもしれません。

テープに録音されているのは、

  • 午前の部(10:00〜13:00)にClass FIとATM
  • 午後の部(14:30〜16:00)にFI練習

といつもの講義とそう変わらないメニューです。ただ、いつもと違うのが、Class FI(授業としてのFIレッスン)でのクライアント役が私だったことです。


私は当事者ですから、この日のレッスンを外から観察する目がありません。その上、FI終了後は脳と体が混線・混乱していましたので、その後の講義の記憶があいまいです。
私にFIをされたフランク・ワイルドマン博士が「あなたは、この後のATMやFI練習に参加する必要があります」とアドバイスされましたのでそれを実行していました。(普通、FIレッスンを受けると脳・体への影響が大きいので、レッスンを受けた生徒に「授業への参加はほどほどに」といった内容のことを言われることが多いのです)ですから、印象深いこと(気づきawarenessがあったこと)だけが頭に残っています。(さすがに午後のFI練習の記憶はほとんどありません。「気づき」がなかったせいでしょうか?)


今、Class FIとATM部分のテープ起こしが終わりました。

  • こんな言葉が私に掛けられていたんだ
  • こんなに大切な言葉(keyword)がある
  • あの時私はこう考えていたけれど、今は違うなあ
  • (プラクティショナーが)どういう言葉を選択するかで、結果が変わるみたい
  • この部分は、2人(ワイルドマン博士と私)が往生していた場面だ
  • ・・・・・・

ワープロでタイプしながら色々なことをに気づいたり、考えたりします。あの日の強烈な体験(以前受けたロビーさんのFIとは別次元での強烈さ)を再体験するというより、追体験しているような感じです。