マインドとハート −若狭利男さんのブログから−
フェルデンクライス・プラクティショナーの若狭利男さんのブログ「上達の秘訣=フェルデンクライスメソッド」、2008年5月13日付記事「意識的呼吸と気づきの呼吸」から、FPTP京都で受けたClass FIのことを考えました。
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これは、フェルデンクライスメソッド全般に言えることですが、
意識的に何かすることと気づきつつ何かすることの違いはとても重要です。
その差は「あいまいにして明瞭」なものかもしれませんが!?
フェルデンクライスメソッドは、
最初のうちは意識する(頭・思考・意識・マインドなどで表現されるものの介入が存在する)ことから始まり、
回を重ねることによって
気づいている(頭・思考・意識・マインドなどで表現されるものの介入が存在しない)状態へと
移行させる力があります。マインドとハートという言葉で区別すると解かりやすいかもしれません。
このメソッドのユニークな点の一つは、
マインドの機能を高めつつ、ハートで動けるようにする力があるということでしょうか。
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- ロビー・オフィアーさん(Mr. Robbie・Ofir)(2008年1月)
- フランク・ワイルドマン博士(Dr. Frank Wildman)(2008年5月)
のFI(Functional Integration:機能的統合)を"Class FI"として既に受けています。それぞれのFIが、レッスンの受け手(=クライアント)として私が感じたことが、かなり違うことに驚きました。そこで思い浮かんだ言葉が、
- ロビーさんのFI : スピリチュアル的
- ワイルドマン博士のFI : 脳的
だったのですが、いまひとつぴったりときません。そんな時、若狭さんのブログで「マインドとハート」とあるのを読んで「これだ!」と思ったのです。
私は、先に「ハートに働きかける」ロビーさんのFIを受け、その後「マインドに働きかける」ワイルドマン博士のFIを受けた、と言えます。その位お二人のFIは違って感じられました。
どちらのFIが、良いとか悪いとか、好きとか嫌いといったことではなく、どちらもフェルデンクライス・メソッドをよく表していると思います。車の両輪のようにマインドもハートもどちらも必要で、それらが揃った(整った・統合された)時、更にメソッドとしての力(推進力)を持つのだと思います。
(創始者のM・フェルデンクライスのFIは、ワイルドマン博士のFIに近いのでは?と私は勝手な想像をしています)