フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

BOOK LOVERS −『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一/著)のエッセンス(10/20の放送から)−

“BOOK LOVERS”福岡伸一さんの週(10/20〜10/24)の第1回放送、非常におもしろいです。

  BOOK LOVERSvol.14
  取り上げられた本  生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)



15分間の放送では足りません。あっという間に時間は経ち「え〜、もうおしまい!?もっと続きを聞きたい〜!!」となりました。この本の話だけで1週間(5回)続けてほしいくらいです。

  1. 話の内容
  2. 言葉の選択
  3. 対談のポイント

放送を聞いていると、これら全てが興味深くておもしろくて、次の回(vol.15〜18)へ進まずこの回だけで3回聞きました。(「続き」がないなら、繰り返し聞くしかありません。落語のようです)


1.話の内容
本『生物と無生物の間』についてです。福岡さんご自身が語られる言葉を聞くと、早く本を買いに行こう!と思います。(ハイ、私はまだこの本を読んでいません)


2.言葉の選択
福岡さんのお話に相づちを打ったり、要約される勝間さんの言葉・言い方が「直球」で、福岡さんのふんわりした言葉や話し方とギャップがあっておもしろい。

(例えば)
  福岡さん:(昆虫少年の福岡さんが大学入学後気づいた)
       ファーブルのような「のどかな昆虫学」はもう存在していなくて、
       …ある意味応用的な実学的な昆虫学・生物学が(大学に)あったわけです。
  勝間さん実学でないと研究費がつかないからですか?
  福岡さん:その通りです。


3.声
いつも落ち着いてゆっくりした感じのある福岡さんの声と、頭の回転も行動に移すのも話すスピードも速い勝間さんとの声が対照的。それでもいつもの勝間さんより話すスピードは遅めで、全体として聞きやすかったです。
放送時間のお昼(12:30-12:45)に聞くと、関西弁で言う「しんきくさい」と感じるかもしれません。ただ、午前の仕事で熱くなった頭をクールダウンさせるには、内容・テンポともにぴったりだったと思います。


4.対談のポイント:好奇心
対談の聞き手がゲストの話に好奇心を持って向かい合うことが、対談を一番盛り上げ、おもしろくするんだ、と改めて納得。
勝間さんはサイエンス読み物が大好きで(小飼さんの週でのお話から)、『生物と無生物の間』を3回は読んでおられ、強い興味・関心を持って福岡さんとの対談にのぞまれたことが聞いていてよく分かります。

「今日の放送はおもしろかったな」と感じる場合、共通しているのが
強い好奇心を持ってゲストと対談されている点です。また、そうした回は決まって司会者であるお二人がそれぞれ

  • 話を聞く時の眼がきらきらしていたり
  • 相槌がいつもより少なめだったり
  • いろんな口調で「ええ」「はい」の相づちを打たれたり
  • TVを見ている側がゲストと直接対談しているような

司会者の存在をあまり感じない雰囲気があります。


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知的におもしろい本を読むのも楽しいですが、知的におもしろい話を聞くのもやっぱり楽しいです。

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